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歯科医院で行うホワイトニング

 ホワイトニングには、歯科医院にてホワイトニング剤を塗布して光を当てる「オフィスホワイトニング」と、自宅にてホワイトニング剤を塗布したマウスピースを数時間に渡り装着する「ホームホワイトニング」、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する「デュアルホワイトニング」があります。

 
ホワイトニング剤の成分は過酸化水素や過酸化尿素
 
一般的に、オフィスホワイトニング剤には、主に過酸化水素、ホームホワイトニングでは、主に過酸化尿素が使われています。
 
過酸化水素は強い漂白作用を持ち、以前は食品やコーヒーフィルターなどの漂白に用いられていましたが、マウスによるがんの報告があってから日本では、数の子の加工に使用する以外は使用が禁止されています。ただし、その後の研究では、発がん性は認められず、ホワイトニングによる発がんの証拠はないという研究結果も発表されています。
 
過酸化水素は短時間で強い効果を示しますが1時間ほどで効果は消滅し、逆に過酸化尿素は穏やかな効果が持続する特徴があります。
 
ホワイトニングの種類1 オフィスホワイトニング
 
歯科医院で行う歯のホワイトニングのことを「オフィスホワイトニング」と呼びます。
 
オフィスホワイトニングでは、過酸化水素(濃度30~35%程度)を含むホワイトニング剤を歯に塗布し、LEDやレーザーなどの光を当てて熱を加えることで、過酸化水素が酸素と水に分解。この時に発生した酸素がエナメル質のペクリル層(唾液中の糖タンパクなどにより形成される薄い被膜)やプラーク(歯垢)層といった有機物と結びつき、色素を無色透明に分解します。
 
特殊な光には、ハロゲンライト、アルゴンレーザー、スピードホワイトニング、FAPホワイトニング、プライトスマイル、ZOOM、ビヨンド、LEDなどの種類があります。
 
ホワイトニングの種類2 ホームホワイトニング
 
自宅で行う歯のホワイトニングのことを「ホームホワイトニング」と呼びます。
 
専用のマウスピースの中にホワイトニング剤を入れ、家で毎日、最大2時間装着(夜間の就寝中に装着するタイプもあります)。海外のものをネットで購入(既製のマウスピース付き)して自分で行う方法もありますが、基本的には歯科医院でマウスピースを作ってもらい、専門家の指導のもとで行うのがベストです。
 
ホームホワイトニングでは、過酸化尿素を含むホワイトニング剤を使用します。過酸化尿素は自然分解して、過酸化水素と尿素に分かれ、過酸化水素が前述のような漂白作用をゆったりともたらします(ホワイトニング照射器)。

ホワイトニングの種類3 デュアルホワイトニング
 
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法を「デュアルホワイトニング」と呼びます。
 
まずは歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後(24時間以上経ってから)、自宅でのホームホワイトニングを実施。それぞれの長所を活かしながら、より効果的にホワイトニングを行っていきます。
 
さらにマスキング効果で歯を白く見せる
 
エナメル層を漂白しただけでは、歯は白く見えません。その理由は、歯の色はエナメル層の内側にある象牙質(黄色みがかっている)の色が透けて見えることで決まるからです。日本人はこの象牙質の黄色みが強い傾向にあり、また、加齢などによってエナメル層がすり減ると象牙質の黄色みが透けて見えやすくなります。
 
そこで大切になるのは、過酸化水素が分解してできる酸素による「マスキング効果」です。エナメル層は無数の小柱が束になってできていますが、酸素はこの小柱の構造を角状から球状に変化させます。これをマスキング効果と呼びます。
 
小柱が角状だと光が通過しやすく、象牙質の色が透けて見えて歯は白く見えません。ところが、球状になると光が乱反射し、象牙質の色を覆い隠して、歯が白く見えるというわけです。これは、すりガラスが白く見えるのと同じ原理です(歯科用診療ユニット)。

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