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味覚障害

何を食べても味がうすく感じたり、いつもどおりに料理をしているのに、家族から味付けが濃くなったなどと言われることが続くと、味覚が変わってしまったのかと不安になります。
 
本人が味覚の低下を自覚し、生活に不便を感じている状態を味覚障害といいます。味がわからなくなると、食欲低下から栄養不足に陥ったり、味付けが濃くなることで塩分や糖分をとりすぎるなどの栄養障害を招く危険性もあります。味覚障害を訴える人の数は年々増加しています。
 
一般的に味覚は加齢とともに低下するため、味覚障害の増加の背景には、社会の高齢化の影響があると考えられます。
味覚障害の原因には、次のようなものがあります。
 
加齢:加齢に伴って、味蕾の中の味細胞は減少していきます。すると味覚障害が起こりやすくなります。
亜鉛の欠乏:味細胞は新陳代謝により新しい細胞と入れ替わります。味細胞の新陳代謝には、亜鉛が必要なため、亜鉛が欠乏すると味覚障害が起こりやすくなると考えられています。味覚障害のある人の約半数に亜鉛の欠乏があるとされています。
 
口腔の乾燥:加齢によって唾液の分泌が減少して口の中が乾燥していたり、舌に炎症が起きていたり、舌苔がたまっていたりすると、味の成分が味蕾に伝わりにくくなります。
 
糖尿病:糖尿病の合併症で神経障害が起きていると、味を感じにくくなります。また、糖尿病があると、口の中が乾燥しやすくなり、味蕾が働きにくくなります。
 
その他:胃腸や肝臓、腎臓などに病気があると、亜鉛不足が起こり、味覚障害になることがあります。また、アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどによって匂いがわからなくなると、味覚に異常がなくても味がわからなくなることがあります。
薬:薬の副作用で味覚障害が起こることもあります。主に、亜鉛の吸収を抑制する作用や唾液を減少させる作用のある薬が該当します。
 
ストレス:ストレスなどが関係する心因性の味覚障害もあります。治療:治療では亜鉛を十分に摂取するように指導されます。食品では牛肉、レバー、チーズ、かき、かに、干し椎茸、わかめ、ひじき等が亜鉛を多く含まれるそうです。また、亜鉛製剤が処方されたり、サプリメントを使うこともあるそうです。
 
以上より、味覚障害があると毎日の食事が楽しくなくなったり、健康にも影響しますので早めに受診するのも良いのではないかと思います。
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