できるかぎり歯を残す「根管治療」
自分の歯を残すことの大切さ
まず根管治療の前に、ご自身の歯がなぜ大切なのかということですが、歯は、食べたり、喋ったり、表情を作ったりなど生活のあらゆるシーンで活躍しています。ご自身の天然歯は人工歯に比べて、噛み心地を敏感に感じたり、自然な見た目や身体への影響など様々な機能が備わっています。
また、歯は治療することは出来ますが、一度削ったり抜いたりしてしまうと、元通りに戻すことはできません。そのため、すぐに削ったり抜いたりせずに、できるだけ歯を残し、お口のトラブルが再発しないようにしっかり治療・予防することが大切です。
根管治療とは
根管治療は虫歯治療の1つです。虫歯が進行し、神経にまで達し他場合に歯を抜かなければならない事態を防ぐため、歯の根の中をきれいに洗浄・殺菌し、できる限り歯を残すための治療です。
しかし歯の根の中は複雑で、肉眼では歯の中が見えないため、根管治療は難しい治療と言われています。
また、歯の根の中に細菌が残っていると、虫歯が再発してしまうことも。
虫歯治療は進行すればするほど、治療には長い期間がかかることがあります。そのため、中には痛みが治まったら途中で治療をやめてしまう方もいて、最終的には歯を抜かなければならなくなる場合もあります。そうならないためにも、ご自身の歯の大切さを理解し、あきらめずに治療を続けましょう。
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